最近目にするようになった「エコファー」という言葉。
「フェイクファー」と同じ意味ですが、これまでよりもフェイクファーの品質が向上したことでハイブランドもリアルファーの使用をやめて取り入れていることから、ごわついて重くてあたたかくない…というチープなイメージを払拭!
高品質な「エコファー」としてモードの世界で今年、大注目のアイテムになっています。
エコファーはリアルファーよりも、ケアに気を使わなくてもよく、リアルファーには出しにくいカラーバリエーションが豊富、これからはどんどん新しいデザインも発表される模様…と、品質を考えるとコスパが最高!
手触りも見た目もあたたかさも、リアルファーとほとんど変わらないエコファーもたくさん出て来ていますよ。
目次
ハイブランドのファーフリー宣言
エコファーの人気に火が点いたきっかけは、カルバン クライン、ステラ マッカートニー、トミー ヒルフィガー、ヒューゴ ボスなどに続いて、アルマーニやグッチが、リアルファーを使わないファーフリー宣言をしたこと。
元々動物愛護団体の活動が激しいアメリカ系のブランドだけでなく、根強くファー人気が残るヨーロッパのハイブランドが参入して来たことから、一気に「エコファー」の市場が広がると言われています。
image: armani
こちらはエンポリオ アルマーニ2017年秋冬コレクションから。
ラビットファーと見分けがつかない光沢感とやわらかそうな毛足でエコファーでも遜色ありませんね。
アルマーニは過去に動物愛護団体から激しい抗議を受けていましたが、数年経ってからの方針転換ということで、エコファーのクォリティが上がって来たことによっての決断と言えるのではないでしょうか。
グッチは動物愛護の観点というよりも「時代遅れだから」という理由でファーフリーを選択。
エコファーがリアルファーよりも、その理念も含めてモードの先端だと明言しました。
image: huffingtonpost
グッチは2018年春夏コレクションからオールファーフリーに。
こちらのコートの裾についているのもエコファー、ゴージャスです。
フォックスファー風
毛足の長いフォックスファーのような風合いのエコファーがあしらわれたコートは、高級感にあふれて女性を格上げして見せてくれます。
ふわふわしたファーがエレガントなやわらかさとあたたかさを演出。
衿元やフードにボリューミーなファーがあしらわれていると、コントラストで小顔に見える効果も!
ラグジュアリーなイメージのファーも「エコファー」ならリーズナブル。
リアルファーではくすんだ色味になってしまいがちな美しいパステルカラーや、オシャレ用に持っていたいムートンコートがおすすめです。
ムートンコート
image: buyma
30代40代はウールやカシミアのミディアム丈、ショート丈のコート、トレンチコートなどは定番で揃えている方も多いのではないでしょうか。
次に購入するなら、カジュアルな要素もありゴージャス感の強いムートンコートも気になりますね。
エコファーとフェイクレザーを使ったムートンコートなら、驚くほど軽くあたたかくラグジュアリーな見た目はリアルファーと変わりません。
付属のベルトをしめず開けて着ればさらにオトナのゆとりを感じさせる着こなしに!
短めの丈をチョイスすればスカートスタイルにも合わせやすく、サッと羽織るだけでこなれたコーディネートになりますよ。
フードにファー
image: buyma
フォックスファーを思わせるボリューミーなファーをフードにあしらったコート。
ふわっふわなファーはフードをおろすと、肩全体をあたたかくかわいらしく覆ってくれます。
フードをおろしていてもボリューム感があるので、見た目にもとてもあたたかそうで冬のエレガンスを演出。
ウェストコードを絞ることでシルエットに変化をつけられるのも個性的。
絞らずにストレートラインでトラディショナルに、絞ってややカジュアルに着るのも素敵ですね。
パステルカラー
image: buyma
リアルファーではくすみがちなパステルカラーもきれいに発色できるのがエコファーの魅力のひとつ。
同色のファーがあしらわれたアイスグリーンのコートは、上品なカラーで注目の的に!
均一で毛足の長いファーはエコファーには見えない高品質。
衿元にたっぷりとファーがあしらわれているので、小顔効果が期待できます。
脚さばきのよいスリットが入ったひざ下丈でエレガントな雰囲気のコートなので、ワンピースやスカートがベストマッチ!
高めのヒールのシューズやブーツを履けばパンツでもかっこよく着こなせます。
ミンク風
毛足の短いミンクのような高級感漂う風合いがエコファーはお得意!その光沢感は本物に見劣りしません。
リアルミンクファーでは手が出せないコートや遊び心のあるブルゾンも、エコファーならリーズナブルに取り入れられますね。
30代40代だからオトナの余裕で着こなせるミンク風のエコファーコートに大注目です。
ファーコート
世界的にファーフリーの風が吹いている中、根強いリアルファーのファンも多いイタリア。
そんなイタリアーナはオールファーコートが大好き!
リアルファーのファンも納得のクォリティのミンク風エコファーコート。
光沢感と手触りのよさが最高です!
全身ファーのエレガントなコートも、フードがついたデザインなら軽やかに着こなせます。
エコファーなので収納場所など、着ないシーズンのケアに気を遣わずに済むのも嬉しいですね。
ファーショートコート
image: nostalgia
毛足の短いエコファーを使ったボリューミーなショートコートは、オトナにこそ着こなせるアイテムです。
ノーカラーなのでハイカラーのインナーやストールとのコーディネートを邪魔しません。
こっくりとした深い色ばかりのカラーバリエーションはエコファーならでは。
ワイドパンツやフレアスカートと合わせれば、トレンドのボリューム感のあるシルエットに。
インパクトのあるコートなので、シンプルなコーディネートに羽織るだけで旬のスタイルになれますよ。
ファーブルゾン
image: plst
コンパクトな仕立てのファーブルゾン。
しなやかな光沢感とやわらかさ、あたたかさはエコファーとは思えない風合いです。
裾と袖のリブ使いでファーでもすっきりと着こなせますね。
ジップ部分はフェイクレザーでトリミングされているので、ファーが巻き込まれることなくスムーズに開け閉め可能。
今季のトレンドアイテム№1のブルゾンも、ファーならオトナ顔に!
ショート丈なのでボリューム感があってももたつかず、パンツスタイルにもきれいめなスカートスタイルにも合わせやすいデザインです。
ワイドパンツとシックに、フレアスカートとバランスよく女性らしくと表情を変えられる、あたたかくて使えるブルゾンです。